無痛治療/笑気ガス/嘔吐反射/歯科治療恐怖症について
本気で書きましたので少々長い文章です... m(_ _)m
無痛治療のいろいろ
カリソルブ
:虫歯を薬剤で化学的に溶かす薬品です。そのため削る時の痛みや音がありません。
小さな虫歯を治療する際に有効ですが、健康保険摘要外となります。
深い虫歯の治療には通常の麻酔注射が必要です。
3Mix (-MP)法
:抗生剤にて虫歯を除菌し自然治癒を期待する方法です。
3Mix自体は有用な抗生剤ですがマスコミで騒がれるほど万能ではなく、
適応する症例は多くありません。
「従来の治療法でも十分に治せる症例にむやみに使用してはならない」
「従来の治療法では治癒が望めない時のみ応用すべき」 と開発者の先生談...
ほとんど歯を削らないことから無痛治療のひとつと言われていますが、
感染源である虫歯を除去しないことから..........と言われています。
国から認可されていない治療法ですので保険外治療です。
また3Mixを行った歯に、保険治療にて修復処置をすることもできません。
レーザー
:歯の表面だけの小さな虫歯ならほぼ無痛で除去が可能です。
ただしパチパチと小さな衝撃があり、削るには時間も要します。
(小さな虫歯なら通常の方法で削っても痛みもなく治療も早く終わります...)
外科的処置など虫歯治療以外の用途にはとても便利な機械です。
笑気ガス(吸入鎮静法)
:ガスの鎮静作用と鎮痛作用により、リラックスした状態で治療を受けることが可能です。
適正に使えば強力で安全な無痛治療法です。
効果的に使用するには濃度や流量の調節など知識と経験が必要です。
深い虫歯の治療には通常の麻酔注射を併用します。
恐怖症や異常絞扼反射の方にも有効。
静脈内鎮静法
:寝ているのに近い状態で治療を行うため、最もストレスがかからない方法です。
鎮痛作用はないため、通常の麻酔注射を併用します。
専門の麻酔医と緊急対応できる設備が必要なため開業医ではほとんど行われていません。
施設によっては保険外治療で行っています。
恐怖症や異常絞扼反射の方にも有効です。
針のない注射器
:表面麻酔のかわりに使用します。
これだけでの治療は虫歯の治療はほぼ不可能です。通常の麻酔注射の併用が必要です。
ジェット噴流の圧で粘膜下に微量の麻酔液を注入します。
噴射の際に衝撃と音が発生しますので、初めての方はかなり驚かれます。
どうしても針が怖い方に有効です。
電動注射器
:最新タイプはコンピューター制御で麻酔液を注入しますので無痛治療に非常に効果的です。
ただし古いタイプの器械は、固い部位にも麻酔液をモーターで無理矢理注入するため
使い方によっては... (>_<)
表面麻酔
:スプレータイプや塗るタイプの麻酔薬です。
通常の麻酔注射をする前に行います。これだけでの治療はほぼ不可能です。
歯ぐきの表面を麻痺させ注射時の痛みを和らげます。
きちんと使えば効果抜群です。
浸潤麻酔
:通常の麻酔注射。 痛い注射の代表???
表面麻酔を行い、麻酔液を温めてから極細の針でゆっくり注射し、麻酔が効くまでじっくり
待てば、注射の痛みもその後の治療も、実はまったく痛くありません。
無痛治療における本当の立役者です。
基本をしっかり守ることが肝心。 守っていなければ... (>_<)
無痛治療と言われている方法や器具・器材には色々ありますが、実際は様々な問題もあります。
どんなに特殊な薬品・器具・器材を用いても、深い虫歯の処置の場合は必ず麻酔注射が必要となります。しかし麻酔注射そのものが痛ければ何の意味もありませんので、痛くないように麻酔をする手間とテクニックが必要となります。
また歯科治療に対して恐怖心を持っておられる方は、緊張から「存在しないハズの痛み」を感じることがあるため、これを取り除くため心理的なアプローチとして精神鎮静法が必要となることがあります。
つまり本当の無痛治療は、決して高価な薬品や器材を使用することではなく、患者様の状態を見極めてこれらの方法を上手く組み合わせて、ゆとりを持って優しく治療をすることが重要なのです。
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